今回のモーニングは、先代の思いを担って、ここ出町柳で地元の人が多く訪れる場所、喫茶ゴゴさん。
この日は新年明けてまだ間もないのもあり、下鴨神社へのお参りも兼ねて訪問しました。
正直開いているかは分からなかったのですが、新年初めてのモーニングはここへ行きたい、そういうインスピレーションで訪問を決めました。何かに呼ばれているような?そんな感覚・・・笑
喫茶ゴゴさんは創業から50年以上経った今でも地元の人に愛される老舗喫茶。果たしてどんなところなんだろう・・・
お店に行ってみた
出町柳駅から、今出川通りを歩いていくと、緑と白のテントが目印。
京の味喫茶ゴゴという看板が見えてきます。
ちなみに真正面から見ると、こんな感じ。
インパクトのある外観に目を奪われます。
入り口のレトロな看板。一体どんなお店なのか入る前からワクワクした気持ちが高まります。
早速店内に入ると、店主のママさんがいらっしゃいと声をかけてくれました。お一人で切り盛りされていました。
カウンターとテーブルには目を惹く赤い椅子。
壁掛け式の電話?があったり、照明や絵画に至るまで時代を感じさせる昭和のヨーロピアンスタイル。
頼んだモーニング
モーニングはこのトーストセットの一択。ワンコインでお財布にも優しい。
コーヒーに、茹で卵を選びました。
出てきたふわふわの食パンはバターたっぷりで、しかもこの厚切り感。
シンプルさを際立たせるのは、正方形にカットされている断面とこの佇まい。
持つと、崩れてしまいそうなふわっと感。
一口食べてその美味しさに驚く。
どこのパンですか?
と思わず聞いてみると、先代の頃から山科にある丸善さんのパンを使っているとのこと。
京都は本当にパン屋さんが多いけど、混じりけのないシンプルなパンでサンドイッチにも使えるパンとなると、ここが一番なんですとお話してくれた。
実はその後、今日は特別にね。と、新年の訪問もあってか店主のママさんが、このジャムと生クリームとチョコのセットを持ってきてくれました。さりげない気遣いがすごく嬉しくて、喜んでパンに付けながら食べました。
持ってきてくれたスプーンの持ち手が顔になっていて可愛い。このお店は至る所にこだわりがあり、見てるだけでも宝物探しをしているような楽しさがある。
モーニングって本当はもっと色々つけてもいいんだけどね〜昔はこのモーニングを朝忙しい人が手軽にすぐ食べられるように、卵とパン、コーヒーのセットでずっとやっているんですと。
今でこそ、この出町柳には京阪電車が通っていて、そこから南方や大阪を繋ぐ重要な交通手段になっているけど、昔は三条までしかこの京阪電車もなかったのだとか。
だからこそ、仕事に向かう前の忙しない朝にモーニングを食べに来てくれるお客さんには、手軽にすぐ食べてもらえるセットにしていたのだそう。
そんなエピソードを教えてもらいながら、ここには朝の通勤の人が頼りにしていた心あたたまる場所だったんだろうな〜と感じなした。きっと、それは今でも変わらないはず。
話のちょうど区切りで、気付けば次々にお客さんが入ってくる。
明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いしますねと、いつもの常連さんが来ていた様子。
先代の思いを担って、店を切り盛りされている現店主のお話を聞けて、またここに足を運ぼうと思った。
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喫茶ゴゴの店舗情報
[店名:喫茶ゴゴ]
▪︎ 場所:京都府京都市左京区田中下柳町8−76
▪︎ 営業時間:8:30〜17:00
▪︎ モーニング:8:30〜11:00
▪︎ 定休日:日曜日